エフェクト、補正、ミキシングなど多機能な音声編集ツール
CyberLink AudioDirector(サイバーリンク オーディオディレクター)は、エフェクト加工、ノイズ除去などの補正、複数の音声を合わせたミキシングなど機能が豊富な音声編集ソフトウェアです。人の歓声や雨の音とった様々な効果音も用意されており、編集したい音声に取り入れて演出を盛り上げることも可能です。
「ダウンロード」ボタンからダウンロードできるのは30日間無料体験版です。期間を過ぎても引き続き利用したい場合は、CyberLink公式AudioDirector購入ページにて購入する必要があります。
ファイルの選択は簡単
起動したら、編集したい音声ファイルを追加します。画面左上のメニュー「ファイル」、もしくはフォルダのボタンから以外にも、ドラッグ&ドロップ(選択したファイルをマウスで長押しして引きずり、画面に入れる操作)で簡単に音声ファイルの追加ができます。
補正もエフェクト追加もおまかせ
画面右上の「編集」タブでは、不要な部分を取り除くトリミング、音量やピッチの調整、フェードやノイズの挿入、逆再生などの「音声の調整」の他、「エフェクトの適用」ができます。
適用できるエフェクトには、イコイライザーでダンスやテクノなどジャンルに合わせた音質にするのはもちろん、リバーブでライブコンサートのような立体音響にしたり、電話越しで聞こえるような音質にすることも可能です。ただし、エフェクトによって音声全体が劣化してしまう場合があります。例えば、歌入り音楽の声を男性や子供などに変換できる「ボーカル変換」を使うと、不自然な歌声になる他、音楽自体のピッチなども大きく変化してしまいます。
また、「編集」タブの右隣の「復元」タブでは、ノイズ除去など補正でよりクリアな音質にできます。特に録音した音声で不要な雑音が入ってしまった時に使いたい機能です。
複数の音声を組み合わせよう
「復元」タブの右隣の「ミキシング」タブでは、複数の音声を混ぜ合わせたミックスを作成できます。曲と曲の合間を空けることなく複数の音楽を組み合わせたり、会話や話の最中にBGMを追加するといったことに活用できます。
多彩な効果音が収録
画面左上にある音声ファイルを追加するフォルダのようなボタンの右隣のボタンから、楽器や動物の鳴き声などいろんな効果音を利用できます。また、地球儀マークのボタンからはCyberLinkのコミュニティサイト「DirectZone」から効果音を追加することが可能です(追加する際はDirectZoneのアカウントが必要)。特に物語や会話などストーリー性のある内容の音声ファイルにこのような効果音を付けるとより演出力が高まります。
4種類のファイル形式で出力可能
編集した音声ファイルはMP3、WAV、WMA、M4Aの4種類のファイル形式で出力できます。また出力時に、ファイル形式と同時にビットレート(128kbps、192kbps、256kbps、320kbps)とサンプルレート(44.1kHz、48.0kHz)も選択できます。
CDの作成もできる
「ミキシング」タブの右隣の「CDの作成」タブから、編集して出力した音声ファイルも含め、AudioDirector自体にアップロードされているファイルを組み合わせてCDとして書き込めます。より高音質になったお気に入りの音楽、様々な効果音やBGMを取り入れたポッドキャストなどを家庭のCDプレーヤーなどで聴きたい時に活用できます。
よりクリアな音質を実現させる補正・調整、ライブコンサートなどテイストのあるエフェクト追加、複数の音声を混ぜ合わせたミックス作成など、一つのソフトウェアで複数の音声編集をしたい場合におすすめです。